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AI投資のAllocations 2030年までに運用資産1兆ドルへ

"AIを活用してプライベートキャピタルの資金調達を効率化するフィンテックスタートアップ、Allocationsの運用資産が20億ドルを超え、注目を集めています。

同社が開発しているのは、プライベートエクイティやベンチャーキャピタル向けのタスク自動化AIツールです。2021年に2億5千万ドルだった運用資産は、2022年9月には10億ドルを超え、2030年までに1兆ドルを目指しています。

注目すべきは、AIを使ったプラットフォームであること。機械学習で10万件以上の投資文書を学習し、カスタマイズされた私募目論見書や運用契約などを即座に生成できます。また、市場データをスキャンして、潜在投資のデューデリジェンスの実施も可能としており、プライベートマーケット投資のバックオフィス作業全体を自動化することで、時間と人件費を大幅に節約できるようになっています。

テクノロジーやイノベーションのスピードと、規制の更新のスピードの足並みがそろっていないという課題の克服に、Allocationsは大きな一石を投じています。"