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小池都知事と元側近が学歴詐称疑惑で全面対決

"東京都の小池百合子知事の元側近が月刊誌で告発した学歴詐称疑惑について、4月12日、小池知事と告発した元側近の小島敏郎氏がそれぞれ会見を開き、主張が真っ向から食い違う展開となりました。

小池知事は午後2時すぎの定例記者会見で、「大学が卒業を認めている。ほかの方が""詐称""とかおっしゃっているのが分からない」と述べ、過去に指摘されたエジプトのカイロ大学を卒業していないという疑惑を完全に否定しました。また、「そもそも私自身の卒業というファクトがすでにある。毎度毎度そうやって選挙のたびにこうした記事が出るのは残念」とも語りました。

一方、元都民ファーストの会事務総長の小島氏は午後5時半ごろの会見で、「私たちは偽装工作に加担してしまったのではないか」と述べ、小池知事から「困っている」と相談された際、「カイロ大学から声明を出してもらえばいい」と提案したと説明。知事から同じ相談を受けた知人が声明の文案を作成したと主張しました。

また、小島氏は午後7時前の会見で、2020年に公開された小池知事の卒業証書について、「僕らは、カイロ大学が到底主体的に書いたとは思えない」と述べ、「実際に卒業しているかどうか判断できる証拠を全部出してほしい」と求めました。次の選挙で小池氏がカイロ大卒業を名乗った場合、公職選挙法違反容疑で刑事告発する覚悟があるとも語りました。

小池知事は、小島氏に相談したことは否定せず、「卒業の事実があるからこそのスピード感だ」と説明。カイロ大学を卒業していて、卒業証書も真正のものかとの質問には、「当然であります」と答えています。"