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大谷選手 元通訳を銀行詐欺容疑で訴追

"米ロサンゼルスの連邦地検は11日、銀行詐欺容疑でドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者を訴追したと発表しました。

水原容疑者は、違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(日本円で、約24億5千万円)以上を不正に送金した疑いがもたれています。連邦地検は、大谷選手は送金を知らず、許可もしていないとして、被害者に当たると指摘しました。

水原容疑者は送金のため、大谷選手になりすまして銀行に電話した疑いもあるそうです。一方、大谷選手は先週、捜査当局から事情聴取を受け、送金への関与を否定。送金や違法賭博について関知していなかったことを示す証拠として、携帯電話を提出したとのことです。

興味深いのは、事情聴取を受けた4月3日に、大谷選手が今季初本塁打を放っていたことです。聴取時間は明らかになっていませんが、ナイターだったことから試合前ではないかと推測されています。
連邦地検によると、水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始めたとのこと。もし正式に起訴され、有罪評決が出れば、最高で禁錮30年が科される可能性があるそうです。

大谷選手の元通訳による不正送金事件は、スポーツ界に大きな衝撃を与えています。今後の捜査の進展に注目が集まります。"