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米メタ、AIで作成されたコンテンツにラベル付与へ

"SNS大手の米メタ・プラットフォームズは4月5日、人工知能(AI)などを使って作成、加工されたコンテンツに関する方針の大幅な変更を発表しました。

コンテンツポリシー担当バイスプレジデントのモニカ・ビッカート氏によると、5月からメタが抱えるプラットフォームに投稿されたAI生成の動画や画像、音声に「Made with AI」(AIで作成)というラベルを付与するそうです。これまでは限られたAIの加工動画にしか対応していませんでした。

従来、メタは一部の投稿を削除することに重点を置いていましたが、今回の変更ではコンテンツがどのように作られたかの情報を提供し、掲載を続ける方向にシフトします。

また、AI以外のツールで作成されたコンテンツでも、「重要な事柄に関して公衆を著しく欺く危険性が特に高い」と見なしたデジタル加工コンテンツには、別の目立つラベルを適用するとのことです。

新しいラベルの適用はフェイスブック、インスタグラム、スレッズに投稿されたコンテンツに適用され、対話アプリ「ワッツアップ」やVR端末「クエスト」などのサービスには別のルールが適用されます。特にリスクが高い「ハイリスク」へのラベル適用は直ちに開始するそうです。

メタのこの方針変更は、AIを使ったコンテンツの増加に対応するための措置と言えるでしょう。AIの発展に伴い、SNS上でのAIコンテンツの扱いは今後さらに重要な課題になっていくと思われます。"