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高校野球を対象 海外賭博サイトが多数

"部活も賭けの対象になっています。
今春の選抜高校野球大会において、日本人向けに試合結果などを予想させる海外のスポーツ賭博サイトが10以上も開設されていたことが分かりました。読売新聞の調べでは、選抜大会開幕時点で少なくとも11のサイトが存在し、いずれも日本語で表記されていました。運営者側は中米のオランダ領キュラソーや英王室領マン島で賭博事業の免許を取得していると説明しているそうです。

利用者は決済代行業者を通じて事業者に入金し、各試合の勝敗や優勝校を予想して賭けます。夏の選手権大会に特定の学校が出場できるかを予想させるサイトも見つかっていますが、大会を主催する日本高等学校野球連盟は、高校野球が賭けの対象になっていることを把握しており、「部活動が利用されることは大変残念だ」とコメントしました。

国内では公営競技以外の賭博は刑法で禁じられており、海外の賭博サイトに国内から賭けることは違法とされています。しかし、法律の規定が海外事業者には及ばないため、警察当局が取り締まることは困難です。

アメリカではスポーツベッティングの市場規模は50兆円を超え、全世界では330兆円規模ですが、その大半は違法マーケットともいわれています。日本においても早急な対策が求められます。"