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OpenAI、アカウント不要でChatGPTを利用可能に - AI活用の門戸を広げる取り組み

"すそ野がさらに広がります。
OpenAIは、チャットボット「ChatGPT」をアカウント登録やサインインなしで利用できるようにすることを発表しました。この変更は世界規模で順次導入される予定ですが、実際に利用可能になるまでには時間がかかる可能性もあります。

OpenAIは、「ChatGPTのようなツールを広く利用できるようにし、人々がAIのメリットを体験できるようにすることをミッションの中心に据えている」と述べています。現在、ChatGPTは185カ国で週間100万人以上に利用されており、新しいことを学んだり、創造的なインスピレーションを得たり、疑問に答えを見つけたりするために活用されています。

ユーザーがアカウントを持っているかどうかにかかわらず、OpenAIはユーザーとChatGPTの会話をモデルのトレーニングに使用する権利を有しています。ただし、アカウントを持っていないユーザーでも、設定画面でデータの使用を拒否することが可能です。

OpenAIは、利用可能な範囲が広がっても安全を確保するため、ブロックするプロンプトのカテゴリーを増やすなど、コンテンツに対するセーフガードを強化したとのことです。

一方、OpenAIアカウントを作成することで、チャットの履歴を保存して見返したり、指示をカスタマイズしたりできるなどのメリットがあります。アカウントの作成には、自分のメールアドレスか、Apple、Microsoft、Googleの既存アカウントを使用できます。

今回の変更により、ChatGPTはGoogle検索と同じくらい使いやすくなります。どちらもサインインなしに無料で利用でき、検索したい内容に対して会話形式で応答する機能を提供してくれるからです。ただし、ChatGPTには情報の最終収集日があることを頭に入れておく必要があります。

OpenAIのこの取り組みは、AIの活用に興味はあるものの、アカウント作成やサインインの手間を嫌っていた人々にとって、大きな後押しになるでしょう。AIの可能性を広く伝え、その恩恵を多くの人々が体験できるようにするOpenAIの姿勢は注目に値します。"