ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

大阪市、ほぼ全部署で生成AIを業務に活用開始

"行政でも活用が進んでいます。
大阪市は4月1日より、水道局や学校を除くほぼ全ての部署において、生成AIを文書作成などの業務に活用し始めました。生成AIは、文章の作成や添削、翻訳などの業務に用いられますが、市民や事業者への直接的な行政サービスには利用されません。

生成AIの活用により、議事録や資料などの文章の練り直しや誤字・脱字の確認にかかる時間を削減し、業務の効率化を図ることが目的です。また、外国人にも伝わりやすい翻訳文の作成など、業務の質の向上にもつなげたいとしています。

大阪市では、2022年4月に生成AIの利用を検討するチームを設置し、その後、一部の部署で実験的に活用を進めてきました。このたび、生成AIに関するガイドラインがまとまったことを受け、ほぼ全ての部署で活用を開始するに至ったとのことです。

生成AIの活用は、業務の効率化と質の向上に寄与することが期待されます。一方で、生成AIの適切な利用方法やセキュリティ面での懸念など、課題も残されています。大阪市の取り組みが、他の自治体や企業にとっても生成AIの活用に関する一つの指標となるかもしれません。今後、生成AIの業務への活用が広がる中で、その効果と課題について注目が集まるでしょう。"