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自民党、安倍・二階派の約40人を処分へ

"膿は出し切れるのでしょうか。
自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件を受け、安倍派と二階派の議員約40人を党紀委員会で処分する方向で調整に入りました。処分対象は、2018年から2022年の5年間で、政治資金収支報告書への不記載額が500万円以上の中堅・若手議員などが対象となる見込みです。

党執行部は、派閥運営に影響力を持たず、不記載額も少ない議員については、党紀委員会の処分は不要との結論に至りました。処分対象とならない議員には、幹事長注意などの対応を検討するとのことです。

党紀委員会は、4月1日にも招集が要請され、4日にも処分が決定される見通しです。党執行部は、安倍派幹部として不正還流を止められる立場にあった4人の議員の責任が最も重いと判断しており、全員または一部に対し、党規律規約で2番目に重い「離党勧告」を科す方針です。残る議員は、派閥の役職や不記載額に応じて、様々な処分が検討されています。

一方、二階俊博・元幹事長については、不記載額が最多であるものの、次期衆院選に出馬しないと表明したため、自ら政治責任を取ったとして処分対象としない方向だとのことです。

この一連の処分により、自民党は政治とカネの問題に対する姿勢を示すことになりますが、国民の信頼回復に向けては、今後も透明性の高い政治活動が求められるでしょう。"