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王鵬、横綱撃破で親子三代金星の快挙

"快挙となりました。
平幕の王鵬が、大相撲春場所の5日目に照ノ富士を寄り切りで下し、横綱戦初挑戦で初の金星を獲得しました。これにより、祖父の大鵬、父の貴闘力に続いて、史上初の親子三代での金星獲得という快挙を成し遂げました。王鵬はこの勝利で2勝3敗とし、今場所の自己最高位である東前頭三枚目に位置しています。

王鵬は試合後、「絶対に引いちゃいけないと思っていた」と振り返り、立ち合いからの集中力の高さを語りました。照ノ富士との正真正銘の初対戦で、巡業や出稽古では指名されたことがなかったにも関わらず、本能的に戦いを制しました。また、「凄い気分がいい」と勝利の喜びを噛みしめ、「今日みたいな相撲を続けられるように頑張れたら」と意欲を見せました。

この場所は大関陣の動向も注目されましたが、霧島が明生をはたき込んで初日を飾り、豊昇龍は朝乃山を下手投げで退けました。一方で、かど番の貴景勝や新大関琴ノ若はそれぞれ2敗目を喫しました。しかし、小結阿炎や新入幕の尊富士などが全勝を守り、この春場所を盛り上げています。"