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ガザのラマダンに平和なし、死者3万人超

"平和はなお遠い模様です。
パレスチナ自治区ガザでは11日、イスラム教の聖なる月であるラマダン(断食月)が始まりました。しかし、停戦に向けた仲介を続けてきた米国やエジプトなどの関係国がラマダン開始までの戦闘休止を目指していたにもかかわらず、実現のめどは立っていません。

この日もイスラエル軍の攻撃が続き、ガザの保健当局によると、昨年10月に戦闘が始まって以降の死者数は3万1,112人に上っています。さらに、食料不足の深刻化により餓死者も相次いでおり、米国などは対応を急いでいます。

ラマダンは、預言者ムハンマドが神から初めて啓示を受けたとされる特別な時期で、約1カ月間、日の出から日没まで飲食が禁じられます。イスラム教徒にとって宗教心が高まる大切な月です。"