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五輪汚職 高橋氏の言い分 徐々に

"言い分が徐々に伝わり始めました。
東京五輪を巡る汚職事件の中心人物の一人とされている高橋治之被告が、週刊誌やテレビでのインタビューに応じ、自身の無罪と賄賂を否定する内容の主張が、複数のメディアで伝えられています。また、高橋被告は東京大会招致の功績を語り、森喜朗元総理との対立姿勢を示しました。

高橋被告によれば、企業から受け取った金銭は「正当な報酬」とのことで、スポンサー集めなどの職務権限がなかったと述べています。

一方で、カネを渡したスポンサー企業側の裁判では、「賄賂」と認定されたケースが相次いでいます​​。

また、事件をめぐる裁判で、高橋被告の弁護側は、森喜朗元首相を証人として法廷に呼ぶことを要求しています。森元首相が高橋被告にマーケティング担当理事としての職務権限を与えたかどうかが主な争点となっています。弁護側は、森元首相から具体的な職務権限を与えられたことも、一部を委任された事実もないと主張し、その確認のため森元首相の証言が重要だとしています​​。

森元首相が実際に証人として出廷するかどうか、そしてその証言が事件の解明にどのように影響を与えるかが、今後の大きな焦点となります​​。"