ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

大津高校サッカー部、いじめ問題への道は

"復帰が報じられています。

熊本県立大津高校のサッカー部で発生したいじめ問題を受けて昨年10月に辞任した山城朋大監督が、2024年1月8日付けで監督職に復帰したことが報告されました。
いじめの内容には、男子部員が全裸で土下座をさせられるなどの深刻なものが含まれており、この問題は「重大事態」として県教育委員会により弁護士などで構成される調査委員会が設置され、現在も調査が続けられています。

監督の復帰は、部活動の体制が新しくなり、チーム内の改善が進んでいること、また3年生の引退による一定の区切りを迎えたことなどが理由として挙げられています。しかしながら、調査委員会の結論はまだ出ておらず、高校側は復帰についての詳細な経緯は調査中であるため詳しくは答えられないと述べています。平岡和徳総監督については、依然として指導を自粛しており、復帰の見通しは立っていない状況です​​​​。

この件について、県教育委員会は、いじめの原因については調査中であるものの、指導体制の見直しが図られていることから監督の復帰を決定したとしています。この問題への取り組みとして、大津高校は事実関係や学校の対応を詳しく調査するための第三者委員会を設置し、初会合を開催しています。いじめ問題の解決と再発防止に向けた学校の取り組みや教育委員会の方針が今後の動向を左右することになりそうです。"