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日大アメフト部、薬物事件で監督含む指導陣解任へ

"日本大学アメリカンフットボール部は9日、競技スポーツ運営委員会にて、中村敏英監督を含む指導陣4人の解任を決議しました。この解任は管理不行き届きが理由とされており、現在解任に向けた手続きが進行中です。さらに、大学は部員に不利益が生じないよう新たな受け皿となる競技部の設立を検討しています​​​​​​​​。

日大は昨年、部員4人が薬物事件に関与し逮捕または書類送検されたことを受け、2023年12月の理事会で廃部を正式に決定しました。

中村監督は2022年4月に日大アメフト部の指揮を執り始めましたが、その在任期間中にこの事件が発生しました。大学はこの事件による影響を最小限に抑えるため、部員や保護者への説明会を実施し、新たな部活動の立ち上げや今後の方針について説明しています。

また、日大は12月に薬物事件対応に関して報告義務違反があったとして、関連する職員1人の降格を発表していました。

この事件は、大学スポーツにおける管理体制の重要性を浮き彫りにし、部活動の指導体制に関する議論を再燃させています。今回の解任決議は、大学スポーツ界において重要な前例となり、今後の部活動運営に影響を与える可能性があります。日本大学は、この事件を契機に競技スポーツ部の体制改革を進め、アメリカンフットボール部の再建に向けた取り組みを続けています。"