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青学監督、箱根駅伝の闇を語る

青山学院大学駅伝部の原晋監督が、箱根駅伝の改革について強く主張しています。特に第100回大会の予選会に関して、全国の大学に参加資格が与えられたにもかかわらず、実際には関東以外の大学からは誰も本戦に進出できなかったと批判しています。原監督は、この「門戸開放」の決定が予選会の1年3カ月前では選手集めや強化が不十分であるとし、現行のシステムの問題点を浮き彫りにしています。

また、原監督は大会主催の、関東学生陸上競技連盟が箱根駅伝の改革を阻んでいると指摘し、自身が提案したプランがすべて無視されてきたことや、箱根駅伝の収益構造に異論を唱えています。彼は朝日新聞でのインタビューでも、箱根駅伝の恒久的な全国化や各大学が自由に稼げる仕組みの必要性について言及しました。

原監督の狙いは、箱根駅伝の改革案を再度主張し、大きなうねりにしたいというものとみられています。選手ファーストの考えに全国の駅伝ファンが支持することで、連盟も動かざるを得なくなると考えています。この改革案によって、日本の駅伝界にどのような影響がみられるのか、注目です​​。