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視覚障害者柔道の国際大会 東京で開催

視覚障碍者柔道で、熱戦です。

12月4日から5日にかけて、「IBSA柔道グランプリ大会 東京2023」が東京体育館で行われました。パリパラリンピック出場につながるランキングポイント獲得対象大会でもあり、43の国・地域から男女合わせ188選手がエントリーし、熱戦が展開されました。

日本からは14選手が出場し、男子73kg級の瀬戸勇次郎選手が優勝を飾ったほか、銀メダル1名、銅メダル3名とパリパラ出場に向けて大きな一歩を刻みました。

このグランプリ大会はパラリンピック、世界選手権に次いで高いランキングポイントが得られるグレードの大会で東アジアでは初開催でした。運営面での連携はもちろん、同大会のなかで多くの観客を前に視覚障害者柔道のデモンストレーションも行われ、「互いに組んだ状態から始めること以外は視覚障害者柔道と一般の柔道との間に大きな違いはないこと」「組んで始めれば、みな一緒に柔道を楽しむことができること」など『組んで柔道』の可能性を伝える貴重な機会となったようです。