五輪汚職事件、高橋被告が初公判で全面無罪を主張
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた大会組織委員会元理事、高橋治之被告の初公判が、12月14日に東京地裁で開かれました。高橋被告は、紳士服大手「AOKIホールディングス」など5社から、スポンサー契約などで便宜を図った見返りに、総額約1億9800万円の賄賂を受け取ったとされます。公判では、高橋被告は全ての起訴事実を否認し、全面無罪を主張しました。また、高橋被告は広告最大手電通の元専務としても知られています。
これまでの一連の公判で、贈賄側10人、収賄側1人の有罪が確定しています。高橋被告はこの事件に関連し、5つの異なるルートで立件されたことが報じられています。
高橋被告の初公判では、彼は終始厳しい表情で、淡々と全面無罪を訴えました。この事件は、東京オリンピック・パラリンピックの組織における大規模な汚職として注目を集めており、今後の法廷での展開に大きな関心が寄せられています。