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緊迫するウクライナ支援、米首脳会談での決断は

米国のバイデン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領をホワイトハウスに招き、12日に緊急会談を行うことが明らかになりました。ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援を巡り、米国政府は軍事支援を含む予算の枯渇が迫っている中、この会談で支援の継続を訴える見込みです。

バイデン政権は、ウクライナへの支援を継続するために緊急予算の承認を求めていますが、共和党の反対により審議が難航しています。政権側は、年末までに予算が尽きる可能性を警告しており、この会談がその解決の糸口となるかが注目されています。

ゼレンスキー大統領は、この訪問でジョンソン下院議長や上院議員らとも会談し、支援の継続を強く訴えると見られています。ロシアの侵攻開始以来、ゼレンスキー大統領のワシントン訪問はこれが3度目で、その度にウクライナへの支援を求めてきました。

ジャンピエール米大統領報道官によると、バイデン大統領は会談でウクライナへの支援に対する「米国の揺るぎない関与」を強調する予定です。また、ロイター通信によると、ウクライナ政府は首脳会談で防空システムの共同生産などが議論されることを明らかにしています。

ゼレンスキー大統領は11日に米国入りし、この重要な会談に臨む予定です。ウクライナへの支援がどのように進展するか、国際社会の注目が集まっています。ウクライナへの支援は、ロシアの侵攻に対する国際的な対応の一環として重要な役割を果たしており、米国内の政治的な対立がこの支援にどのような影響を及ぼすのかが注目されています。

バイデン大統領とゼレンスキー大統領の会談は、ウクライナへの支援を巡る国際的な動きに新たな展開をもたらす可能性があります。両首脳の対話が、ウクライナに対する支援の継続、さらには拡大につながるかどうか、その結果が待たれています。