フランス、サッカーのアウェーファン観戦禁止措置を実施
フランスで、サッカーのアウェーファンに対する観戦禁止措置が実施されました。この措置は、ナント対ニースの試合前に起きた悲劇的な事件を受けてのものです。試合開始前に両チームのサポーターが衝突し、31歳のナントサポーターが刺されて死亡するという事件が発生しました。これを受け、フランスのスポーツ大臣はより厳しい措置を取ることを望んでおり、12月18日までの暫定措置として、アウェーサポーターの試合観戦を禁止することになりました。
フランスフットボール界では近年、サポーターの過激な行動が問題となっており、今回の暫定的な措置は今後科される複数の措置の第一弾になることが予想されています。スポーツ省は年明けすぐに新たな措置を導入する見込みです。先日には、マルセイユとリヨンによるダービー“ショック・ドゥ・オランピック”がマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームで開催される予定でしたが、ホームサポーターがリヨンのチームバスとサポーターが搭乗したバスを襲撃し、試合はキックオフを待たずに延期になることが決まっていました。
