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札幌市、オリンピック招致失敗を検証

検証が始まりました。

札幌市がオリンピック・パラリンピックの招致に失敗したことを受け、市議会での代表質問で検証が行われました。市長の秋元克広氏は、将来に目を向けるための検証の必要性を示しました。2030年、34年両大会の招致可能性が消滅した後の初めての市議会で、自民会派の市議は秋元市長の招致活動に対する批判を行いました。また、公明会派の議員は38年以降の招致について問いただし、秋元市長は将来の札幌市の未来が見通せないことを理由に立ち止まって考える必要があると述べました。

共産会派の議員は招致の白紙撤回を求めましたが、秋元市長は現時点で招致活動を具体的に進める状況ではないと述べました。民主会派の市議は、長期にわたる招致活動が実を結ばなかったことについて残念な思いを表明しました。市民の理解が広がらなかった要因として、東京大会を巡る汚職・談合事件の影響を指摘し、検証と総括が必要だと強調しました。秋元市長は、新型コロナウイルスや東京大会の問題など外的要因が重なったと言及し、招致活動で得られた効果や市民理解が十分に広がらなかった要因などについて検証する必要があると語りました。今後、国際大会への誘致に知見を持つ有識者や招致活動関係者へのヒアリングを通して検証する方針です。