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連合、春闘で5%以上賃上げ要求を決定

生活への影響に期待できるのでしょうか。

連合は、2024年の春闘において、物価上昇に対応し労働者の生活水準を向上させるため、定期昇給を含めた5%以上の賃上げを要求する方針を決定しました。

昨年の春闘では約30年ぶりの高水準の賃上げが実現しましたが、物価の上昇に追いつかず、実質賃金はマイナスとなっています。
この状況を受け、連合は経済と賃金の安定的な上昇を目指し、持続可能な賃上げを推進することを訴えています。

連合の芳野会長は、「物価上昇は続いており、日々の暮らし向きはまだまだ苦しい状況が続いている。来年は傷んだ労働条件の回復を図り、生活向上につなげるため、昨年を上回る賃上げを目指す必要がある」と述べました。

また、組合員からは、若年層を中心に離職する人が増え、人手不足に陥っていることや、中小企業の中には昨年以上の賃上げが厳しいという声もあることが報告されています。これらの意見を踏まえ、連合は12月1日に開かれる中央委員会で、来年の春闘方針を正式に決定する予定です。