日本大学アメフト部、薬物スキャンダルで廃部決定
日本大学は、アメリカンフットボール部内で発覚した薬物使用スキャンダルを受け、同部の廃部を決定しました。この決断により、83年の歴史を持つ国内屈指の大学フットボールチームが幕を閉じることになります。
問題は昨年8月に発覚し、その後、チームの3人の選手が大麻購入の疑いで逮捕され、チーム内に蔓延する薬物使用の文化が明らかになりました。大学は9月にチームの活動を停止し、11月には関東学生アメリカンフットボール連盟が今シーズンの公式試合からチームを除外しました。
経営陣は、薬物使用の問題を軽視し、適切な対応を取らなかったことで非難されていましたが、その後、学校の経営陣同士での非難合戦に発展し、副学長の澤田康裕氏は理事長の林真理子を訴えています。
「フェニックス」として知られる日本大学のアメリカンフットボール部は、1940年に設立され、甲子園ボウルで21回の優勝を誇るなど、日本で最も著名で歴史あるフットボールチームの一つでしたが、2018年の「タックルスキャンダル」以降、評判が落ち込んでいました。