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福島良一の『今週の「もっと知りたい!大谷さん」』

今週の大谷さんは、右脇腹の炎症から生じた痛みから、とうとう10試合連続欠場となってしまいましたが、日本時間の15日のタイガース戦からは復活できる見込みです。

それよりも心配なのは、投手としての大谷さんの右肘靱帯の故障の程度です。代理人のネズ・バレロさんは、医者のセカンド・オピニオン=新たな見解を聞いたうえで対処法を決めたいと9月4日に発表しましたが、ロードの試合の後、エンゼルスが本拠地に帰ってくる16~18日に、新たな発表がありそうです。

アメリカのメディアによると、主に3つの対処法があるそうで、一つはハイブリッド手術を行う。これは靱帯を移植する手術の上に人工靱帯を付けるというもので、靱帯移植のトミー・ジョン手術だけなら復帰にまるまる1年以上かかるところを9~10か月で回復可能というもの。ツインズの前田投手も復帰の500日以上、1年半以上かかったのに、ハイブリッド手術なら復活までの期間がかなり短縮できます。ほかにも補助具を上手く使って右肘の回復を助けるインターホルブレスという方法や、薬品や運動などで様々な治療で回復を計る方法など、故障の程度と痛み具合によって、いくつかの対処法が選べるようです。

そのどんな方法が選択されるかは、もうすぐ発表されるでしょうが、ホームラン王をほぼ確実としている今シーズンの大谷さんには、オフにゆっくりと十分な休養を取っていただいて、どんな回復方法が選ばれたとしても、来季以降のできるだけ早い投打二刀流の復活を期待したいですね。