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処理水放出「夏ごろ」で変更なし 経産相、漁業者に

風評被害基金の活用に言及しました。

東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出をめぐり、西村康稔(にしむら・やすとし)経済産業大臣はきのう、福島県の相馬市といわき市にある漁業協同組合を相次いで訪ね、漁業者らと面談しました。

いずれの漁協も「反対の立場は変わらない」と改めて強調しましたが、西村氏は、「夏ごろ」の放出を目指す方針に「変更はない」と述べて理解を求めました。

面談で漁業者から「既に水産物の価格などに影響が出ている」などの声が上がったのに対し、西村氏は、政府が処理水放出に伴う風評被害対策として創設した300億円の基金に触れ、「放出前でも、必要であればすぐ手当てできるよう措置する」と述べました。