そごう・西武労組がスト権確立 団体交渉要求へ
正攻法により労使交渉を求めます。
セブン&アイ・ホールディングスの傘下で売却が予定される百貨店のそごう・西武の労働組合はきのう、組合員投票の結果、賛成多数でストライキ権を確立したと発表しました。
今後はスト権を後ろ盾として、売却計画の詳しい説明や雇用継続を会社側に求めて、団体交渉などを求めて行きます。
組合によると、投票総数は組合員のおよそ9割に当たる3833票で、賛成率は93.9%でした。
セブンはこれまで、直接の雇用主でないことを理由に、そごう・西武労組との団体交渉には応じていません。
セブンは去年11月、アメリカの投資ファンドにそごう・西武を売却することを決めました。
しかし、西武池袋本店のある東京都豊島区などとの調整が難航しており、売却時期を2度延期しています。