ビッグモーター不正で会見 「経営陣の関与」否定
実態の解明はこれからです。
中古車販売大手ビッグモーターはきのう、自動車保険の保険金を不正に請求していた問題で、記者会見を行い、兼重宏行（かねしげ・ひろゆき）社長が責任を取り辞任すると表明しました。
兼重氏は、車両にわざと傷つけて修理代を水増しするなどの一連の不正行為について「深くおわびもうし上げる」と陳謝し、再修理や返金などを行う考えを示しました。
一方で、不正行為が経営陣の関与により、組織的に行われた疑いについては、「経営陣は全く知らなかった」などと述べて、繰り返し否定しました。
ただ、外部の弁護士による特別調査委員会の調べでは、関与した社員のおよそ6割が「上司からの指示」で行ったと述べており、経営陣が関与していないとの釈明は、説得力がないとの指摘が出ています。
