岸田首相、処理水で中国に「科学的議論」要求
中東訪問中の岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣は18日、カタールの首都ドーハで内外記者会見を開き、東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出計画を批判する中国に対し「科学的根拠に基づいた議論を強く求めていく」と述べました。
また、今年後半の外交に関し、中国の習近平国家主席と「建設的で安定的な関係に向けて、意見交換の場を作っていきたい」と語りました。
9月中旬に行われるとみられる、内閣改造と自民党役員人事については「内政・外交の課題に正面から取り組み、答えを出していく岸田内閣の基本姿勢に照らして判断していく」と述べました。
中東歴訪については「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の堅持」との原則を各国首脳と確認できたと総括しました。