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ビッグモーターが保険金不正の報告書 経営陣処分

不正は全国で横行していました。

中古車販売大手ビッグモーターはきのう、自動車保険の保険金を不正に請求していた問題で、外部の弁護士でつくる特別調査委員会がまとめた調査報告書を公表しました。

それによると、車両にわざと傷つけて、修理代を水増しする不正行為が全国の工場であったと認定しています。手口に関しては、車の損傷部分を増やすため、ドライバーで車体をひっかいて傷つけたり、靴下にゴルフボールを入れて振り回してぶつけたりする悪質な行為が横行していました。

同社はその上で、創業者の兼重宏行(かねしげ・ひろゆき)が報酬全額を1年返上するなどの経営陣の処分も発表しました。国道交通省は民間車検場の指定取り消しなど行政処分を視野に調べることにしています。