米政府、ウクライナにクラスター爆弾供与
アメリカ政府は7日、ウクライナにクラスター爆弾を供与すると発表しました。ロシアの侵攻に対して、ウクライナの反転攻勢を後押しする狙いがあります。
クラスター爆弾は多数の小型爆弾を広範囲にまき散らす殺傷力の高い兵器で、不発弾が多く、戦闘終了後も民間人を爆発に巻き込む可能性が高いため、ウクライナへの供与については人権団体などから批判の声が上がっています。
クラスター爆弾を巡っては使用や保有を禁止する国際条約に、日本を含む100カ国以上が加盟していますが、アメリカとロシア、ウクライナは加盟していません。CNNテレビのインタビューに対し、バイデン大統領は「難しい決断だった」と述べました。