ＬＧＢＴ理解増進法が成立 推進、反対両派に不満
不満の声が納まりません。
ＬＧＢＴ理解増進法が16日の参院本会議で、自民、公明、日本維新の会、国民民主４党などの賛成多数で可決、成立しました
。立憲民主党など一部野党は、差別を禁止する法律の必要性を訴えていたため、成立した法律に対し「当事者を失望する法律となってしまった。差別を増長し、理解を阻害する法だ」など批判の声が上がっています。
一方で、採決を前に、法案に反対する自民党の保守派の議員が途中退席しました。
成立した法律では、LGBTの人たちへの理解を増進する施策をするため、政府が基本計画をつくることなどを定めています。
また、関係省庁でつくる専門の連絡会議の設置も求めています。ただ、政府や自治体、学校などに求める具体的な取り組みも明記されませんでした。
