米中外交トップが会談=意思疎通チャンネル維持で一致
衝突回避を模索しました。
アメリカのブリンケン国務長官は18日、北京で中国の秦剛(しん・ごう)国務委員兼外相と会談を行いました。アメリカの国防長官の中国訪問はおよそ5年ぶりで、会談は18日午後2時ごろから5時間半にわたって行われました。
中国中央テレビの報道によると、秦外相は台湾問題を「核心的利益」とする中国の立場を改めて説明して、アメリカをけん制したということです。
ただ、米中の緊張が続く中、会談では関係の安定が焦点となり、アメリカ国務省は会談後の声明で、米中間の「誤解」による衝突のリスクを防ぐための「意思疎通のチャンネル維持」について話し合ったと発表しました。
また、双方は「適切な時期」の相互訪問で合意し、ブリンケン氏は秦氏をワシントンに招待したということです。