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防衛財源法案が審議入り=野党4党、増税に反対

野党4党が足並みを揃えています。防衛費増額に向けた財源確保法案はきょう、参議院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りしました。岸田文雄(きしだふみお)総理大臣は、覇権主義的動きを強める中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮を挙げ、「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙(たいじ)するため、防衛力の抜本的強化にしっかり取り組む」と述べて、防衛費増額の意義を強調しました。財源確保法案は税外収入を積み立てて財源に充てる「防衛力強化資金」の新設が中核で、政府は防衛費を5年間で43兆円確保する方針です。一方、27年度におよそ1兆円の増税を行う方針で、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の野党4党が「安易な増税」として反対しており、参議院で徹底抗戦する構えです。