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大迫傑、7年ぶりの日本選手権5000m途中棄権、同種目での戦いを終える

陸上・日本選手権で男子5000メートル決勝が行われました。この種目に7年ぶりに出場した東京五輪マラソン6位入賞者、大迫傑選手(おおさこ すぐる)が、レースの途中で棄権しました。

大迫選手はレース開始直後から中盤まで健闘を見せていましたが、残り3周となったところでレースを断念。取材エリアでは何も語らず、無言で通り過ぎていきました。大迫選手は、過去の2016年の大会で13分37秒13の好タイムで優勝していました。

大迫選手は、2021年の東京五輪終了後に一度、現役を引退。しかし、2022年2月に復帰を表明し、同年11月のニューヨークシティーマラソンでは5位入賞を果たしました。今年の1月にはニューイヤー駅伝に出場し、3月の東京マラソンでは9位となりました。これにより、2024年パリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、10月)の出場権を獲得。しかし、MGCへの出場については「まだ確定していない」とし、具体的な発言は避けています。

これからの大迫選手の動向に注目が集まります。