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デジタル技術は負の影響も認識を=G7教育相が宣言

対面教育の重要性を強調しました。G7=主要7カ国の教育相会合は14日、金沢市で最終日の討議を行い、「富山・金沢宣言」を採択しました。文章などを自動で作る対話型AI「チャットGPT」などを念頭に、デジタル技術の急速な発達が教育に与えるプラスとマイナスの影響をともに認識することを確認しました。宣言では、生成AIを含むデジタル技術は「対面による教育に置き換えるものではない」と言及し、対面教育の補完として使用を奨励する考えを強調しました。議長の永岡桂子(ながおか・けいこ)文部大臣は、デジタル技術の普及などについて「各国のみでの対処では困難な課題が頻発している」と語り、G7や国際機関が連携する必要を強調しました。