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タイ総選挙で反軍野党が第1党=連立調整へ

民主化が一層進みそうです。タイで14日、4年ぶりとなる総選挙が実施され、選挙管理委員会の暫定開票によると、2014年のクーデター後の軍政を引き継ぐ与党は議席を減らし、軍や王制の変革を訴える革新系の野党「前進党」が第1党となりました。タクシン元首相の「タイ貢献党」との合計は半数を大きく超えました。連立与党側は経済政策などの実績をアピールしたが苦戦し、陸軍司令官としてクーデターを実行したプラユット首相が率いる「タイ団結国家建設党」は36議席にとどまりました。今後の焦点は連立の調整に移ります。