日銀がさくらリポート 全9地域で「景気持ち直し」
東海地域の景気も持ち直しました。日銀は、4月の地域経済報告=さくらリポートを発表し全国9つの地域のうち、東海の景気判断を引き上げました。東北地方は下方修正したものの「基調としては緩やかに持ち直している」としたほか、残る7つの地域は据え置き、すべての地域で「景気が持ち直している」という評価になりました。日銀は、資源高は引き続き懸念されるものの、新型コロナウイルスや半導体などの供給制約の影響は和らいでいると指摘しました。各項目のうち、個人消費は、北海道や北陸などで上方修正となりました。物価上昇に伴い節約志向が高まっていますが、インバウンド需要が増えたことを反映しました。雇用と所得については、新卒者がかくほできないなど、人手不足に苦しむ企業の声が目立ちました。