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政府、畜産・酪農家支援に965億円 飼料高騰に対応

酪農家の苦境は続きそうです。
政府はきのう、物価の高騰に苦しむ畜産や酪農家支援のため、予備費から965億円を支出することを決めました。
家畜のエサとなる配合飼料は、トウモロコシなどの不作に加えて、ウクライナ危機の影響で価格が上昇しています。
特に酪農家は、牛乳の需要減少にも見舞われて、経営が厳しさがましています。
このため政府は、生産コストの上昇に伴う補填(ほてん)金を増額するととともに、4月以降についても、飼料の高騰が続いても負担が抑えられるような特例措置を導入します。
全国では酪農家の廃業が相次いでおり、酪農家の数は今年1月の時点で前の年の同じ月に比べて6.8%減少しました。