2月の消費者物価上昇が鈍化 負担軽減策が押し下げ
企業の値上げは続きそうです。総務省が24日発表した2月の全国消費者物価指数は、価格変動が大きい生鮮食品を除いた総合指数が103.6で、前の年に比べて3.1%上昇しました。ただ、1月の上昇率と比べると、1.1ポイント下がりました。上昇率が鈍化したのは去年1月以来、1年1か月ぶりです。総務省は、政府の電気・ガス代の負担軽減策などにより価格を押し下げた結果だと説明しています。一方で、食用油が前の年に比べて27.6%、鶏卵が19.9%、トイレットペーパーが19.7%値上がりするなど、食品や日用品について値上げの影響が出ています。3月以降も値上げを表明している企業は多く、家計が苦しい状況が続きそうです。