政治的公平性巡る放送法文書、岸田総理が「精査必要」
岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣はきょう、参議院予算委員会で、放送法の政治的公平性の解釈を巡る総務省の内部文書とされる資料について、「総務省で精査することが必要だ」と述べ、引き続き内容を確認する考えを示しました。
文書は、放送法の政府解釈を、安倍政権時代の2016年に変更する際、作成されたとされるもので、立憲民主党の小西洋之(こにしひろゆき)参議院議員が2日国会内で公表しました。
当時の官邸幹部らが、安倍総理から聞き取ったとされる発言や、当時の高市早苗(たかいち・さなえ)総務大臣の発言が含まれています。
高市経済安保担当大臣は3日の参院予算委員会で、文書は捏造だと考えていると述べました。