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岸田首相「社会が変わってしまう」発言撤回せず

問題の本質は先送りになります。
15日水曜日、衆院予算委員会で、同性婚を制度化すれば「社会が変わってしまう」とした岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣の2月1日の国会答弁に関して、立憲民主党の西村智奈美(にしむら・ちなみ)議員は日本語研究の第一人者の金田一秀穂(きんだいち・ひでほ) 杏林大学(きょうりんだいがく)名誉教授の見解を例に出し、「この答弁は、明らかに否定的ニュアンスを表している」と発言の撤回を求めましたが、岸田総理は「否定的でも肯定的でもないそういった発言」と主張しました。
ただ、表現が不十分だったという指摘は謙虚に受け止めたいと述べました。
また、同性婚や選択的夫婦別姓制度の導入、性的マイノリティの理解増進法案の成立について岸田総理は、「いつまでに結論を出すということはない」と期限設定には難色を示すも、夫婦別姓については「私自身は反対とは一度も申し上げたことはない。価値観や心に関わる問題で議論が必要だ」と述べました。