東京地検、組織委元次長を逮捕 電通と談合主導
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件で、東京地検特捜部はきょう、独占禁止法違反の疑いで、大会組織委員会の次長を務めた、森泰夫（もり・やすお）容疑者を逮捕しました。
また、特捜部はきょう、森容疑者の自宅を家宅捜索したほか、公正取引委員会と合同で、イベント大手の「セレスポ」を捜索しました。
森容疑者は、東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会をめぐり、広告最大手の「電通」の幹部らとともに、競技会場ごとに落札予定企業を決め、受注調整をしていた疑いが持たれています。
テスト大会の入札は、電通やセレスポなどが、5億円で落札しました。受注調整は、実質的には本大会の運営業務を念頭に行われたとみられています。
