岸田総理、ＮＡＴＯ事務総長と会談 台湾で中国けん制
岸田文雄(きしだふみお）総理大臣はきのう、ＮＡＴＯ＝北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長と総理官邸で会談しました。
両首脳は共同声明を発表し、ウクライナ侵攻を強く非難したほか、台湾をめぐる緊張を念頭に「力による現状変更はいかなる場所でも認めない」としました。
会談後の共同記者会見で事務総長は「インド太平洋地域で起こることはNATOにとっても重要だ。中国は軍事力を大幅に増強し、台湾を脅かしている」と述べました。
岸田総理は、宇宙・サイバー分野などで、NATOと連携を深めると強調しました。
NATOは近年、インド太平洋地域への関与を強めており、事務総長の日本訪問は2017年以降、2回目となるほか、岸田総理も昨年6月、NATO首脳会議に日本の総理として初めて出席しました。
