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中国地方都市で全員PCR検査 「ゼロ」再開前触れ?

全国の注目を集めました。
中国の新聞、新京報によると、江西省撫州市(こうせいしょう・ぶしゅうし)の東郷区(とうごうく)政府はきのう、区内の全住民を対象とした新型コロナウイルスのPCR検査を実施すると発表しました。
中国当局は昨年12月に「ゼロコロナ」政策を撤廃するまで、住民全員のPCR検査を頻繁に行っており、東郷区の方針は「ゼロコロナ」政策を再開する前触れでないかとして、全国的に注目を集めています。
東郷区はネットの広報文を削除しましたが、中国メディアの取材に対し「住民の感染率を正確に把握するため」であり「過度な心配をしないよう」呼びかけました。
中国各地ではコロナの爆発的な感染拡大が起きており、当局の発表によると、昨年の12月8日から今月19日までに、中国の病院でコロナの患者合わせて7万人余りが亡くなりました。
ただ死者の数について、海外からは「少なすぎる」との指摘が出ています。