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22年の企業物価が過去最多 電力・都市ガス高止まり

物価上昇の傾向がとまりません。
日銀がきょう発表した2022年の国内企業物価指数は114.7と前年にくらべ9.7%上昇しました。
ロシアのウクライナ侵攻で原油などのエネルギーや原材料の価格が高騰したことや、円安が急激に進んだことで、輸入品の価格が押し上げられました。
指数の水準、伸び率ともに1981年以降で最高となりました。
企業物価指数は、企業の間で取引されるモノの価格を示しており、12月の指数は前年同月比10.2%上昇の119.5と、単月として過去最高の水準となりました。
22年は資源価格の値上がりを転嫁する動きが強まったため、電力・都市ガス・水道が36.0%と大幅に上昇しました。
12月も調査対象515品目のうち454品目が上昇し、電力・都市ガス・水道は52.3%の上昇となり、高止まりが続いています。