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米下院議長にマッカーシー氏 15回目投票で選出

共和党内の対立が尾を引きそうです。
アメリカ連邦議会の下院は7日、新しい議長に野党・共和党のマッカーシー院内総務を選出しました。
6日まで造反していた右派グループの共和党議員が賛成に回り、15回目の投票で当選に必要な過半数の票を獲得しました。
下院議長選挙は、決着までに5日を要する異例の展開となりました。
マッカーシー氏は、西部のカリフォルニア州出身で、2006年の下院議員選挙で初めて当選し、19年から院内総務を務めてきました。
マッカーシー氏は7日の就任演説で、経済政策や移民政策でバイデン政権と対決する姿勢を示しました。
下院議長の選出をめぐる混乱は、2024年の大統領選挙で政権奪還を目指す共和党内に、火種を残す結果となりました。