移民の即時送還措置、一時延長 連邦最高裁が命令
移民の殺到が止まるでしょうか。
アメリカの連邦最高裁は27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に、移民希望者を即時送還する措置「タイトル42」について、一時的に延長させる暫定命令を言い渡しました。
バイデン政権は、「タイトル42」の廃止を目指していましたが、最高裁判所が「待った」をかけた形となります。
この措置は、トランプ前大統領の時代に導入されましたが、バイデン政権の決定を受け、21日に失効する予定でした。
しかし、移民受け入れへの期待が膨らんだ結果、去年の10月から今年9月までに、移民の希望者200万人余りが殺到し、メキシコとの国境地帯では、移民希望者が路上で寝泊まりする状態が続いています。「タイトル42」の執行停止は、共和党系の19の州が求めていました。