五輪汚職で初公判 AOKI前会長ら容疑認める
今後は量刑に注目が集まります。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、贈賄罪に問われた、AOKIホールディングスの青木拡憲(あおき・ひろのり)元会長ら3人の初公判がきのう、東京地方裁判所で開かれました。
オリンピック汚職事件をめぐって裁判が行われるのは初めてです。
被告3人はいずれも起訴内容を認めました。起訴状によると、青木元会長ら3人は、大会組織委員会元理事の高橋治之(たかはし・はるゆき)被告に、スポンサー選定や公式ライセンス商品の早期承認など便宜を図るよう依頼し、謝礼として合わせて5100万円を送金したとされてています。
このうち公訴時効が経過していないおよそ2800万円分が贈賄罪に問われました。一方、高橋被告も、受託収賄罪で起訴されていますが、公判日程は決まっていません。