日銀 大規模金融緩和策を修正
日銀はきのうの金融政策決定会合で、長期金利の上昇を認める上限を従来の0.25％から0.5％に引き上げました。
事実上の金利引き上げとなり、現在の大規模な金融緩和策を一部修正したものとみられています。
金融政策会合後の記者会見で黒田東彦(くろだ・はるひこ)総裁は、「イールドカーブの形状がややゆがんだ形になり、将来の企業金融にマイナスの影響を与える恐れがあるため是正した」と述べる一方、大規模な金融緩和策の点検や出口戦略の検討については「時期尚早だ」と強調しました。
また、２％の物価目標実現などを明記した政府・日銀の共同声明について、「現時点で見直す必要はない」との認識を示しました。
