ウィシュマさん入管死 監視カメラ映像一部提出へ
名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの遺族が、国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論がきのう、名古屋地方裁判所で開かれ、収容中の様子を収めた監視カメラ映像の一部について、国側は、年内に提出する方針を明らかにしました。
提出されるのは、訴訟が始まる前の証拠保全手続きで遺族側が閲覧したおよそ5時間分の映像です。
遺族側は、およそ295時間分のデータ全部の開示を求めていました。
遺族側代理人の指宿昭一(いぶすき・しょういち)弁護士は「映像は真相解明にはなくてはならないもの。まずは5時間分が公開の法廷で上映されるよう求めていきたい」と述べました。