岸田首相、防衛費増額へ1兆円増税の検討指示
岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣は8日、防衛費増額の財源を巡って、2027年度以降、増税によって1兆円強を確保するよう与党に検討を指示しました。
政府・与党は、税財源の検討を本格的に始めていますが、法人税やたばこ税の増税のほか、東日本大震災の復興に使われている「復興特別所得税」の一部を活用する案などが浮上しています。
防衛費確保のための増税について、立憲民主党の泉健太(いずみ・けんた)代表は「まず歳出改革をやるべきだ。安易な増税は許されない」と批判しました。
高市早苗(たかいち・さなえ)経済安全保障担当大臣はツイッターで、「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解できない」と投稿しました。