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園児暴行事件で市が園長告発 職員の口止め図る

市民に衝撃が広がっています。
静岡県裾野市(すそのし)の私立「さくら保育園」で、園児の足をつかんで宙づりにしたなどとして元保育士3人が暴行容疑で逮捕された事件で、村田悠(むらた・はるかぜ)市長はきょう、職員に暴行を口外しないよう口止めした犯人隠避(いんぴ)の疑いで、桜井利彦(さくらい・としひこ)園長を警察に刑事告発しました。
裾野市によると桜井園長は8月下旬、内部調査で暴行を把握しながら、10月下旬に職員に対し口外しないよう、誓約書を書かせるなどして隠蔽(いんぺい)を図った疑いが持たれています。
園児への暴行は今年8月、市民からの通報で発覚したもので、1歳児のクラスを担当していた保育士3人が園児の足をつかんで宙吊りにしたり、頭を殴ったりしていたとみられており、警察は今月4日、3人を逮捕しました。
この事件を巡っては、田母神俊雄(たもがみ・としお)元航空幕僚長(ばくりょうちょう)がツイッターで、「本当に問題にするほどのことなのか。子どもの足を掴んで逆さづりにして、子どもが喜ぶことはよくあることだ」などと書き込み、「自衛隊では虐待も日常だからこんな発言が出る」などの反論が相次ぎました。
田母神(たもがみ)氏を支持する人々からも、「賛同できない」、「ズレがある」などの指摘が多数寄せられました。